2013年4月27日土曜日

最終日

こんにちは。柳瀬です。
あっという間のコスタリカ訪問でした。
今日は、ペレセレドンからサンホセに行って、カルロスたちのグループを訪問してみました。


長距離バス停まで見送りに来てくれた、たけし。
これからもしばらく、ペレセレドンで頑張ってね。

そして、久しぶりに僕は車酔いにあいながら、サンホセに着きました。
あやうく吐いてしまいそうやった・・・
一度ホテルに荷物を置いて、近くの市場に昼ご飯を食べるために向かいました。


久しぶりに高い建て物をみた気が・・・


市場に向かう途中に、触ると幸運をもたらしてくれるという像が・・・

結構似てるね~、お二人さん。

そんな笑顔で、そんなとこ鷲づかみにせんでも・・・

市場に到着!何食べよっかな~?
今日の昼ご飯の紹介だよ~。

どれだけ食べたか分からないセビーチェ

鳥の煮込みの定食

肉のスープってフランクは言ってたけど、スープと具が別々にきてるじゃん!

こんな昼ご飯を食べて、一度ホテルに戻ってタクシーでカルロスの自宅へ行くことに。
けど、その帰り道・・・

こんな人が、このまま人に何かを売ってました。

美人さん発見。こっそり撮ったら、フランクが頼んだらポーズとって写真撮らしてくれる人結構多いよだって。さすがラテン系。

そんなこんなで、タクシーに乗ってカルロスの自宅に到着!

坂の途中にあるカルロスの自宅

カルロスの部屋

アレックスの部屋

二人の部屋をみたけど、性格的に逆な感じがするけど・・・
まぁこんな感じかもね。僕の部屋もアレックスの部屋みたいな感じだし(笑)

カルロスの家には、サンホセで一緒に活動するディッツ(スペイン語の入力がわかんない)の人たちが集まってくれていました。
ではでは紹介していきましょ~!

ダマリスさん。コスタリカで障害者について勉強して、修士号を持っているそう。アメリカの学会で自立生活のことを聞いて知っていたが、コスタリカでは無理だと思っていたけど、実現できそうなので嬉しいと言っていました。
楽しく、元気なおばさんでした。

マリカさん。コスタリカで初めてちゃんと会った脳性麻痺です!
カルロスたちと会って、人生が変わったって、むっちゃ楽しそうに話してくれました。

アリーナ・バルケロさん。障害は二分脊椎。
2月に初めて運動のことを聞いた。今まで自分で頑張ってきたけど、そんなに頑張らなくても介助を使えば良いと言うことに気づいたと言ってました。

オスカルさん。障害はポリオ。
英語の通訳をする。そして会社も持っているようです。
この人も自分で頑張ってきたけど、セミナーの時にお風呂介助をしてもらったら、30分かかっていたのに10分でお風呂に入れたし、身体もしんどくなかったので、介助は大切だと分かったっていってました。

グレイビーさん。リックに来ているジャイアンに似てない?
骨がクリスタル化する病気らしいです。
色々なグループに入ったり、障害者組合、財団で働いているようです。
自立生活したいが、親が過保護でなかなかできない。

カルラさん。ウェルドニッヒ・ホフマン病2型。
去年の11月にカルロスと友だちになった。サンホセで一番最初に自立したい。
人と話すこと、遊ぶのが好きだそうです。

ニディアさん。脊損。むっちゃ背が高くて、185CMあるらしいです。
大学の友だちの紹介でここに来たそうです。
健常者の時は、障害者の先生をしていた。自分のことは自分でやれと教えていたが、今は自分が障害者になって、教えていたことが間違いだったと思った。と言ってました。

ロズメリーさん。カルラの友だちで、ボランティアで介助をしているそうです。
高校生で、サッカーをしているといってました。18才。

デニオさん。最近入った人。
ILはみんなに責任のあるテーマ。使命感を感じている。
機械工学やエンジニアの仕事をしていたので、これを障害者の自立生活にいかせたらと思う。
車いすの修理や車の改造、家のバリアフリー化をやっている。

マリアさん。この人もカルラの友だちで、ボランティアで介助をやっている。
言語療法士の勉強をしているそうです。


一通り、自己紹介が終わった後に、カルラさんとダマリスさんからディッツが3ヶ月の間に行った活動などの報告がありました。





報告を聞いていて、みんなが自立生活のことをよく勉強していると思いました。
ものすごく賢い人たちが集まっている感じです。でも、とっても明るく楽しい雰囲気でしたよ。
なんだかメインストリームに似ているような気がしました。



報告書をディッツのメンバーがメインストリームとモルフォにくれました。写真では笑顔ですが、これを日本語に訳して読んで下さい!そして、何か意見があれば下さい。って真剣な面持ちで言ってました。

その後は、みんなで和やかに軽食をいただきました。
そんなとき、メインストリームの事務所で響き渡る、まもるちゃんの笑い声のような声が!
振り返ってみると笑っていたのは・・・


この写真ではわかりにくいけど、なんとニディアさんです。このあと、ずっと笑ってました。
身体も大きいし、笑ってる内容も小学生が喜ぶような下ネタやったし、ディッツのまもるちゃんやと思って間違いないと思うな~(笑)

この後、こんなプレゼントをみんなからもらいました。
みんなありがと~!!!

実は、この訪問中に五十嵐さんが寄ってくれました。久しぶりにあえてよかったな~。
報告書を渡すところの写真に写ってます。気づかなかった人は戻ってね。


ということで、みんなとの記念写真で今回のコスタリカ訪問のブログをしめたいと思います。
ホントに楽しかったし、これからに繋がることがたくさん出来たと思います。
これからもみんな一緒に頑張ろう!!!

撮影 五十嵐さん


2013年4月26日金曜日

モルフォ自立生活センター最終日(4月25日)

 こんにちは。佐藤です。
ペレス(サンイシドロ)に来て3日目です。
コスタリカの空は今日も青いよ!

右の車が止まっているところが自立生活センターモルフォの建物です。
立派な一軒家です。


今回の訪問は4/22-29なのですが、日本から遠い国なので、
行き帰りで4日間くらいかかります。
なので、コスタリカに滞在できるのはわずか4日半くらいです。
モルフォでのプログラムもあっという間に今日が最終日となりました。


今日も朝からミーティング

本日も朝から夕方までミーティングをやっていました。
午前中は、12月ころに予定している全国セミナーについて、
午後は、5月に政府機関の提出する介助サービスの提案書づくりの続き、
今年の夏に日本で予定しているTRYの説明をやりました。


フランクがスタッフに入ってくれたおかげで、
いつも通訳してくれるし、仕事もスムーズに進んでいます。

12月の全国セミナーは、みんなが準備のイメージをつかみやすいように
メインストリームがやっていた「障害者甲子園」の話をしました。
障害者甲子園は、参加者が「学ぶ、体験する、運動する」をコンセプトにプログラムを
組んでいたのですが、その辺を説明したら、みんなが盛り上がっていました。

「サンホセでやるから、観光と言えば遊園地。
バスを用意して送っていくのではなく、
参加者が自分で路線バスを使っていくようにしたらおもしろい」
と言ってました。
ちゃんとポイントを理解してくれましたね。

5月10日までは介助サービスの提案書づくりで忙しいですが、
それが終わった6月くらいから、モルフォとサンホセのメンバーで実行委員会をつくって
準備をしていくことになりました。


 さらに「このセミナーに日本人はいりますか?」と聞くと
「モルフォの実践があるから、日本人なしでもやれると思う」という力強い
発言がありました。

すでにモルフォは自立生活センターとして1年以上活動し、
スタッフ5人全員が親元から自立して生活していますので、
十分語れるものを持っていると思うのです。
なので、日本人なしでやれると言ってくれて、カッコイイなと思いました。
どんどん成長してるな~という感じを受けました。

お昼休みに、週末だけ開かれる市場を散策。
果物や野菜が山盛りで、新鮮でかなり安いそうです。

 午後は、介助サービスの提案書づくり。
1日目の続きです。
どういう構成で提案書を作ったら良いのか、
具体的にちょっと案を出して、一部分をつくってみました。
こういう風に議論してつくっていくという流れを、だいたいつかんでくれたようです。

このプロジェクトモルフォの草の根支援プロジェクトを申請したときに
PCMという手法を使って企画書を作りました。
メインストリームのスタッフ30人くらいで
2~3日間くらいかかって案を出していったのですが、
その手法が有効だなと思って、説明してみました。



ちょっとヒッピーぽいカッコイイお兄さんがアクセサリーのお店出してました。
アクセサリーではないのですが、僕が好きなのを自作して売ってたので、
思わず買ってしまいました。何かは秘密。

すでにウエンディやフランクなどは良く知っていると言うことなので
残りの提案書をつくるときにその手法でやってみることになりました。

次回は4/29-5/3までサンホセのメンバーも参加して、
集中して一緒に案を作ることになりました。

そのあとは、柳瀬の夢を求めてマクドナルドへ。
写真でわかりにくいけど肉ダブルのアンガスとかいうどでかいバーガー
目当てです。柳瀬の夢かなう。
 で、4時に全てのプログラム終了。
事務所の前にでて、記念撮影となりました。

私の好きな万歳ポーズ。
万歳やってといったら、カルロスが「コスタリカには万歳ないよ」と言ってました。
といってもラテン系。元気に振る舞うのは得意なので、良い笑顔で撮れました。
なかなかいいでしょ。 



この二人付き合ってはいません。
イチャイチャする友だち(略してイチャとも)です。
この仕組み、日本にも導入して欲しいものです


夜はスサーナの家に行ってきました。
僕が3年前に初めてコスタリカに来たときは、
スサーナはまだ高校生で親と一緒に住んでいました。
モルフォのメンバーに誘われて来たのは二回目だったそうです。

こちらがスサーナの住むアパートです
自立生活とかみんな言ってるけど、何のことか全く分からない、
バスにも怖くて乗ったことがなかったそうです。

スサーナとおしゃべりしながら晩ご飯。
中央は1ヶ月前から介助者になったロサさん。
「介助の仕事はとっても楽しい」と言ってました。
 
それから2回も日本に来て、バスも飛行機も乗って
どこでもいけるようになった。
昨年の秋には、親を説得してついに自立生活スタート。
この仕事は本当に楽しい、一生やっていくと言ってました。

晩ご飯をごちそうしてもらいながら、ワイン飲んで
そんな話をしていました。

カーテンについていたモルフォ蝶の飾り。
これがモルフォ自立生活センターの名前の由来です。
世界で最も美しいと言われるコスタリカ自慢の蝶なんです。
 自立生活運動は人の人生を大きく変えます。
目の前にいる人がこんなに人生が変わって、
さらに他の障害者の支援をする側になっているというのを見ると
本当に嬉しいですね。
なんか、しみじみとうれしさを感じる夜となりました。

寝室まで拝見。
ベッドがピンクでした。

なんと扇風機までピンク。
スサーナはピンク好きでした。

机の上にはこんな写真が!
メインストリームの写真ですよ。
うれしいね。

お隣はウエンディのアパート。
ちょっとのぞいたら仕事していました。
今夜の介助者は、日本にも来たデレちゃん。
すっかり自立生活が根付いていました。
嬉しい気分でホテルへ。
コスタリカで見る月は日本より小さいのです。
フランクが「赤道に近いと月は小さく見えるんだよ」と言ってました。

しかし、離れていても見る月は同じ(大河ドラマでみた真田幸村のセリフ)。
日本とコスタリカ、ともに自立生活運動を展開していきましょう。

今回は訪問が短いので、僕が書くブログはこれで終わりです。
短かったけど、全員が介助制度を作るために同じ方向を向いて
前向きに取り組んでいる姿勢をみれて、
また来たくなるなと思う訪問でした。

2013年4月25日木曜日

2日目はお金のは・な・し

こんにちは。柳瀬です。
今日は僕がブログを担当します。

いや~、この2日間は本当によく寝ました。
昨日、佐藤さんがブログを書いている横で優雅にワインなんぞ飲んでやろうと思ってましたが・・・
自分でも気がつかないうちに寝てしまってました。
やっぱり、コスタリカに行く前日に少女時代のコンサートではしゃぎすぎちゃったかな(笑)

さて、今日は会計についてじっくりと話をしていきますよ。
コスタリカの朝は早い!8時からプログラムのスタートですよ。

今日もむっちゃ晴れてます!青空がきもちよいね。

今回のテーマは、会計のことを伝えるのももちろんだけど、会議をうまくすすめるためにどのようにしたらいいかも実践しながらやることにします。
上手く進めるために、だらだらやるのではなく集中してやるために、50分ぐらいやって10分休憩をとるという方法をやってみることにしました。なんか、学校の授業みたいだね。

一時間目

 1 草の根事業で使っているお金がどれぐらいで、モルフォがどれぐらい使えるのか。
 2 予算のなかでも、このお金はどの費目で使うのか。
 3 草の根の予算がどんどん減っていって、最終的には自分たちが運営していくためにどうするかを考えていかなきゃいけない。

ここまで話して、一度休憩をはさみました。

二時間目

 4 草の根事業で出すことができないお金のこと
 5 草の根事業で出すことができるお金のこと①

三時間目

 6 草の根事業で出すことができるお金のこと②


みんな集中して話をきいてくれてます。がんばって~


ここからお昼の休み時間

僕、佐藤さん、井上さんとフランクが向かったお店です。
どんなお店か、知ってる人は知ってるよね。

みんなが言ってた、セビーチェのうまい店!

むっちゃおいしい!なんぼでも食べれる!

ミックスセビーチェ、まもるちゃんの頑張りが分かった!


みんな、残したらもったいないよ~!


四時間目

昨日の予定では、細かい説明をするはずでしたが、時間がかかったので続きをしました。

 7 領収書のとりかた
 8 途中でやらなかった、細かい話

頑張って説明する僕
あれ?こんな写真いらないって?


五時間目

 9 日当の支払い方について
10 サンホセとの関係性について


ここまで話した今日の成果は、
1.ちゃんと全員がどれだけの予算を使ってやっていかなければいけないのかを理解したこと。
2.これから先、やりたいことをやっていくためには、自分たちでお金を集めて、ちゃんとやっていかなければいけないことを理解したこと。
3.最初のうちは細かいことで、このお金がでるのかでないのかと質問してきていたけれども、結局はどこかにお金を使ったら、どこかのお金を削らなければならないことを、全体を見て考えなければならないと理解したこと。
4.そして、その使い道は日本人が決めるのではなく、彼ら自身が決めていかなければいけないことを理解したこと。
5.サンホセメンバーとのコミュニケーションを月1回づつお互いのところに行って(月2回)会議をする。

これは、かなりの前進だと思います。
なかなかうまく伝わらなかった、日当を削った方がいいのでは?という提案やサンホセとの関係性やお金の使い方を、これからちゃんと考えていかなければならないと気づいてくれたと思います。
今日は、この2点やILPや研修などに使うお金も早急に考えて行かなければならないと思ってくれて、ちゃんと話し合うということでした。その結果を、もちろん報告してくれるそうです。
お金の話が、結局は運動をどうやって進めていくかを考えるとか大事なことの優先順位を決めることに繋がっていってくれることを期待しています。

後は、今日のような感じで休憩を取りながらやると、集中力があがって会議などがやりやすいなと実感してくれるようになるといいですね。明日もあるし、何回かやって習慣づけていくとうまくやっていけると思います。


補習
ジゼル、フランク、井上

草の根会計のもう少し詳しいことをこの3人に話しました。
そして、ジゼルと僕の会計ピアカンもしたよ。ジゼルとわかり合えたな~。

今日は、やっぱり一番真剣なジゼルでした

そのあとは・・・
何人かと事務所で晩ご飯を食べました。今日の晩ご飯のメインはこれ!

このピザ、ハーフ&ハーフになってました。
片方は、パイナップルが入ってるヤツで、僕は・・・予想通り食べれませんでした。むっちゃ甘い!


モルフォのみんなは若い!色々と話をしていたけれども、最後は結局恋バナでした。
スナーナがものすごい勢いで佐藤さんにきれこんでいってましたよ。
佐藤さんの返しは、僕と井上さんには意味が分からなかったけど、カルロスはおもしろいって言ってました。カルロス・・・ええやつやなぁ。スサーナはかわわされた気分で、少し不満?

モルフォのみんなは若いなぁと思ってましたけど、実は日本人も負けてなかったです。
その衝撃の瞬間!



いい笑顔をしてるね~。こんなのなかなか見れないよ(笑)


こんな感じでいちゃいちゃしてました。やっぱり、コスタリカに来ると人が変わるのね(笑)


そんな中、この人が・・・

「いや~、今日は気持ちいい感じに酔っ払ったねぇ。
今日は、もう駄目かな。ハハハ」だって

といった後、こんな姿に・・・
結構本気で寝てますよ、この人
カテリン、佐藤さんに攻撃
「なんで寝てるのよ!」
こんな写真をとって、みんなで大爆笑している途中にやっと起きた佐藤さん。
今日は、昨日の僕みたいにもう寝ちゃってます。
そんな佐藤さんが明日は、研修とブログを担当します。
明日は、5月10日にむけた提案内容を話し合います。
かなり難しい内容だけれども、明日も気合いをいれていきます!